かなり詳しく書いてる

社会福祉協議会の係長さんも『鬼滅の刃』が好きだと言ってたんだけど、私は動画サイトで第1話だけアニメを観て、炭治郎がキモ過ぎて無理でした。義勇は良い人のような気がするので、もしかしたら良い話なのかもしれませんが、鬼になった禰津子が空腹で苦しんでるのに、生かし続ける炭治郎は、ただのエゴイストだと思います。

これは難病の女性が、安楽死を望んでたニュースも同じですが、どんなに苦しんでても生かし続ける事を優しさだと勘違いしてる連中は、炭治郎と同じ偽善者ですね。自分たちは苦しくないから、生かし続けてるのが優しいと勘違いしてるわけです。炭治郎も難病の女性の親も本当に助けたいわけじゃなくて、自分の為に生かしてる。

ちなみに私は親の虐待で何日もご飯食べられずに苦しんでたので、空腹の辛さはわかるよ?最初の3日間はとにかく何か食べたくて食べたくて、頭の中は食べ物の事でいっぱいになります。この時が最も辛い。しかし1週間を超えると、お腹空いてるのかどうかもわからなくなって、頭がフワフワし始める。体もフラフラして衰弱します。

いくら文字で書いても、それを読んでわかったつもりになるだけで、何も理解してないと思います。一体、何人の読者が禰津子の苦しみを理解してるのだろうか?炭治郎を良いお兄ちゃんとかほざいてる読者は、確実に理解してませんね。ただの理解力ない偽善者の戯言。義勇は殺してやる事が優しさだと理解してたので良い人かも。

耐え難い苦痛を我慢させて無理やり生かし続ける、日本の医療は本当に遅れてるなぁって思います。私と仲良くしてた難病の友達も本当に辛そうだったけど、無理して笑顔を作って頑張ってた。親は理解者のフリして何も理解してなかったなぁ。その子は私が自分と似てると言ってた。どうして似てると思われたのかわかりませんが。

その子の話を真剣に聞いてたし、理解してるフリもしなかったからかな?私より酷い難病なのに、私の気持ちも理解して心配してくれてたよ。他の健常者どもはわかったフリして何もわかってないなって感じたけど、その子は本当にわかってるなって感じた。向こうも同じだったみたいで、私には親や医者に対する不満を漏らしてた。

私も他の偽善者には親や医者に対する不満が言えなくて余計に抱え込んで苦しんだけど、その子に話すと本当の意味で癒された気がするよ。初めて喋ったのは食事をする為のホールだった。食事は夕方の5時くらいなのに、もう夜7時になってても、まだその子は食べ続けてた。胃が爛れて食べたくても食べられないと後で話してくれた。

私がその子に話しかけると見張ってた看護師が、食べ終わるまで話しかけないで!と怒鳴り付けたので、私はすぐに離れた場所に移動したのだが、その子の事が気になって待ってた。夜8時になって看護師は、もう食べられないなら、明日からミキサーね!と言って、薬を50錠くらい入れたトレーを渡して食事を全部片付けてしまった。

その薬を飲むのも辛そうだった。吐きそうになりながら頑張って薬を飲んでたので、そばに行くとまた看護師に怒鳴り散らされた。食べ終わったから良いかと思って…と言うと、薬を飲み終わるまで話しかけないでと釘を刺される。その子は頑張って全部飲むと、向こうから私のそばに来て、話しかけてくれて嬉しかったと言われた。

話しかけて迷惑かと思ってたと答えると、ううん!本当は周りの人が私をジロジロ見てて嫌だったけど、◯◯さんが話しかけてくれたから、嫌じゃなくなったって言われた。次の日、その子の食事はぐちゃぐちゃにミキサーにかけられて、ゲロみたいになった離乳食のようなやつにされてた。ちなみにその前は私と同じ軟食ってやつ。

軟食は野菜を細かく切り刻んであるのと、硬い焼き魚は出なくて煮魚が出てくる。噛まずに食べられるお年寄り向けの食事だったが、それでもその子にはキツかった。私は離乳食は嫌だったので、軟食を頑張って食べてたのだが、たまに食べるのが辛い時もあった。煮魚が不味過ぎて吐きそうになる。その子も煮魚が嫌いだと言った。

絶対に雑巾の絞り汁入れてる!と怒ってて、確かにそんな味がするよね…みたいな感じで話してた。離乳食もその子はほとんど残すので、数日後はカロリーメイトみたいなドリンクを飲まされてた。カロリーメイトは美味しいけど、病院のドリンクは不味いとその子は言ってた。ドリンクも残すので最終的には点滴のみにされていた。

点滴しててもカラカラと点滴のポールを持って歩き回るので、点滴のチューブを血液が逆流してた。私は慌てて看護師を呼びに行ったが、動き回るから逆流するのよ!と看護師はブチギレモードだった。看護師を呼びに行かない方がその子の為には良かったのかもしれないが、血が逆流してて、死んでしまうかもしれなくて怖かった。

点滴の量は半端なくて、ほぼ一日中点滴させられてるので、退屈だから歩き回ってしまうのだろう。私がその子だったとしても、ずっと寝てるのは耐え難い苦痛だと思う。私が退院する時も点滴中だったので、こんな姿で見送れなくてごめんね…って言われて、手だけ振ってたけど、点滴中だから仕方ないよ…って言ってお別れした。

その子は最初は個室にいたんだけど、大部屋に行けと親に言われて私のいる大部屋に来て欲しいと頼んだら、副看護師長さんが同じ部屋に手配してくれた。私も親から大部屋に行けと言われたのだけど、個室は1日3000円も取られるらしい。ちなみにギャルは大部屋に行っても、耐え切れずにすぐ個室に戻りたいとほざいて戻ってた。

ギャルは甘やかされて育ってるし、親に言われて大部屋に移動しても、我慢が足りないのでワガママ言って個室に戻って、親に迷惑をかけ続ける。私とその子は親の負担を減らす為に我慢し続けていたけど、私やその子に暴言を吐きまくった。親は本当に子供に感謝しなくて大事に想ってない。月9万円の入院費に個室代含めて18万?

ギャルはずっと個室にいて、それでも辛いと不満ばかり漏らしてたが、ぶっちゃけギャルには共感出来ない。私と仲良しの子もギャルが怖いと言ってた。でもギャルたちといる時はニコニコして、適当に流していた。本当は好きじゃないけど、仲良くしてると私には言ってた。私は生理的に受け付けなくて、ギャルたちを避けていた。

最初は仲良くしようとしたんだけど、自己チュー理論振りかざしてわけのわからない言いがかりを付けられたので、避けるようになっただけなのだが、なぜか被害妄想で私の悪口を言いまくって、ゲラゲラ笑ってた。薬物中毒気味で薬もっとちょうだい〜が口癖だった。不思議なくらい自分たちは良い子だと勘違いしてて気持ち悪い。

ギャルの1人は夜中にスカートの腰紐で首を締めて気絶してたので、旧館と呼ばれている重症患者専用の病棟に飛ばされた。私がいたのは新館と呼ばれている比較的軽い患者を閉じ込める病棟なのだが、救急で入る人がいると比較的重い患者は旧館に飛ばされる。旧館では自由が全くなくて、夜中はベッドにベルトで手足を固定される。

死んでも旧館には行きたくないと思ったので、私は大人しくしてなるべく騒ぎを起こさずに医者にも逆らわず、仲良しの子とだけ話して過ごした。その難病の友達がいなかったら、私は心が壊れて発狂してたかもしれない。それくらいに看護師もギャルの患者も常軌を逸した異常な連中だった。看護師はギャルとは気が合ってたけど。