全て白紙に戻るのか…

社会福祉協議会の相談窓口に電話したところ、係長の偉い人が慌てて家まで謝罪に来ました。偉い人ですが、見た目は厳つくてもキャラ的にクレヨンしんちゃんの父親のひろしみたいな人です。足はそこまで臭くありませんが、ひろしも係長ですが偉い人に見えないと言うか…。

見た目だけは貫禄があるので、ずっと年上だと思い込んでたのに年下でした。ひろしも若いのに係長だから有能な男なのか?その係長の話によると、元オーナーのおばあちゃんが勝手に業者を呼んで、お店の自動ドアが壊れてたのを直そうとしてたらしくて、騒ぎになりました。

ハッキリ言って、この物件はめちゃくちゃ破格です。このくらいのお店を賃貸しようと思ったら、月10万が相場でしょうし、田舎だからって考えても月7〜8万が妥当だと思います。お店を出したいと思って調べた事が過去に何度かあったので、月4万は安過ぎて怖いくらいでした。

お店を出す為の契約はまだ結んでいませんし、お店と家はくっ付いているので、お店の奥にトイレがあり、そのトイレと家の裏口が繋がってるんです。居間も裏口から丸見え状態になってて、一応ガラスの引き戸はあるのですが、裏口から出入りしやすいように取っ払ってます。

お店をやり始めたら丸見えは困るので、引き戸をしようかな?と思ってましたが、まだ閉鎖されてる状態なので風通しを良くして置きたくて、だから引越しの際に引き戸は取っ払ったままで良いと言いました。自動ドアが開かないのは、まだ電気が通ってないからでもあります。

でもドア自体壊れてたらしくて、おそらく修理費はおばあちゃんのポケットマネーから出したと思われますが、すでにおばあちゃんはこの家の権利を手放しており、司法書士の先生のものである為、おばあちゃんのやった事は法律に触れていますが、おそらく理解していません。

おばあちゃんは古い考え方の人間でしょうし、まだ自分の家と言う感覚なのだと思います。私が二階にいると、一階でゴソゴソと音がして、更にトンカチでカンカンやるような音まで鳴り響いたので、何してるの!泥棒!出て行け!と叫んだので、業者の人はいなくなりました。

大丈夫だよ?おばあちゃんだよ?なんて声も聞こえたけど、勝手に入ってくるな!って叫んだから、おばあちゃんもいなくなったっぽい。おばあちゃんの事も信頼出来なくなりました。おばあちゃんからしたら娘が来た感覚なのかもしれませんが、1回しか会った事ない赤の他人。

普通に考えて恐怖しかない事件でしたが、おばあちゃんの息子さんと思われる人が小学生の頃に取った、プールで2位と3位の表彰状が飾ってあって、そこから逆算すると息子さんは現在、32歳です。『まどか☆マギカ』のフィギュアなどもある事からヲタクっぽい人を推測する。

更に鏡台などの置かれた部屋もある事からお嫁さんもいたのではないかと推測します。プールを頑張っていたようなので、それなりに筋肉質な男性だと思います。そして家の至る所に破壊された痕跡が残されており、暴力的な息子さんだったのではないかと、推測していました。

おばあちゃんは少し過干渉なタイプなので、干渉されるのを嫌った息子が暴れて、あちこち破壊された痕跡はあるものの、生活する上で何も問題はないし、立地条件は田舎の割に良くて、銀行や郵便局やスーパーなどが近所にあります。気になるところはあったけど我慢してた。

だってそんな細かい事で文句言ってたら、どこにも住めないし、月4万でお店まで付いてるって美味し過ぎる物件なんですよ?おばあちゃんはお店に遊びに来て手伝うみたいな事言ってたけど、お店の邪魔をされそうな予感がして来ました。嫌なおばあちゃんのいる店って噂が…。

おばあちゃんは根は悪い人ではなくて、ただちょっとお節介なだけだとは思うんだけど、一般常識が欠けてるのが今回、明るみに出てしまって、司法書士の先生は悪くないと、係長は必死で擁護してましたが、おばあちゃんだけが悪いって事でもないと思う。責任の擦り付け…。

壊れたドアを自腹で直そうとしてくれたのは優しさでもあるわけだし、話し合いで上手く解決出来たら良いのですけど、私もお店がやりたくて今、一生懸命頑張ってるところだから、ここより良い物件があるなんて思えなくて、悩んでる状態ではあります。お店は本当に惜しい。

別のところに引越す為に下見に行く話をされましたが、お店はないそうです。お店をやる夢がなくなったら、何を目指して頑張れば良いの?お店に出すメニューの事とか、あれこれ考えて毎日過ごしてたのに、その計画が全部、なかった事になるのが、哀しくて仕方ありません。